あらすじ
本記事は94巻に収録の「浅草サンバカーニバル」のまとめです。
実際に開催されている浅草サンバカーニバルを元ネタにしたお話です。
浅草サンバカーニバルに麗子をはじめとする婦警チームが参加するドタバタ劇です。
https://www.asakusa-samba.org/
※コロナの影響で現在は休止中。
起:サンバカーニバルで金儲け?
はじまりは両さんと仲間が居酒屋でなにやら悪巧み。
エントリーチームに一つ空きが出て美人ぞろいの婦警チームが参加できないかと打診される。
露出度の高いビデオ映像なら8,000円出すという声に、儲け話を感じる両さん。
婦警チームの説得は任せて前祝いだ!と大騒ぎ。
承:婦警チームが参加する条件とは?
早速婦警にサンバカーニバルの参加を打診するとなにやら揉めているよう。
サンバで過激な衣装を着て踊るのは普通だ、相撲取りは恥ずかしいからと言ってふんどしに何かを履いたりしないともっともらしいことをいう両さんに対して、
嫌なものは嫌だと拒否する婦警チーム。
そんな中、中川の関連会社が開発する電車の新駅開設の話を聞きつけ、
女子寮の中に新駅を作ったら参加するか?と問う両さん。
それなら参加するという婦警チームに対してわしに任せろと両さんはいうのであった。
転:強引に新駅新設を迫る
早速中川の親戚ということをいいことに関連会社に新駅開設の工事計画変更を迫る両さん。
関連会社との調整や、既にその地域は別の地下鉄の計画予定地になっており難しいと渋る。
しかし両さんは「向こうは計画、こちらは決定」とめちゃくちゃ強引に新駅開設をゴリ押しするのであった。
結:無理やり新駅を開設して中川驚愕
現場監督として、地下鉄の工事現場に乗り込んで計画変更を直接指示する両さん。
別の地下鉄の計画予定地では?という疑問にも、先に掘ったものがちというなんともありえない理由で強引に工事を進める。
地下鉄工事の本部でも予定される開通時期になっても開通されず不審に思われるがなんとか工事は進む。
一方女子寮では、麗子と婦警チームが新駅建設に関して話をしていた。
サンバに参加する条件に女子寮の中に新駅を作るなんて半信半疑、きっと嘘といっている最中地面からシャベルとともに両さんが出現。
信じがたい行動力と呆れられつつ、約束通り女子寮の中に新駅開設を成功させた両さんであった。
その頃夏休みから戻ってきた中川はこの話を聞き愕然。
派出所に戻りごきげんな両さんに対して「先輩、そういうのは今度からテレビゲームだけにしてくださいね・・・」と汗ダラダラでお願いする一番の被害者中川であった。
数少ない長編系作品の中でも麗子のセクシー衣装が最高!
1話完結が大多数を占めるこち亀の中でも数少ない1話で完結しないシリーズものです。
ここで登場する女子寮の駅はこの後も登場します。
セクシー衣装が登場するのはこの後の後編なのですが、この前編はその準備ということで中川のオチで終わります。
私はやっぱり部長突撃オチよりこの中川の財力なくしてはありえないといいつつ、中川が困惑するオチが好きですね。